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島原鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

島原鉄道株式会社
Shimabara Railroad Co,Ltd
Shimatetsu head office.jpg
島原鉄道 本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 島鉄(しまてつ)
本社所在地 〒855-0802
長崎県島原市弁天町二丁目7385番地1
設立 1908年(明治41年)5月5日
業種 陸運業
事業内容 第一種鉄道事業(普通鉄道)
一般乗合旅客自動車運送事業
一般貸切旅客自動車運送事業
一般旅客定期航路事業 他
代表者 塩塚 吉朗(代表取締役社長)
資本金 8億円
発行済株式総数 16,000千株
売上高 連結:29億0,845万4千円
単独:23億1,959万4千円
(2008年3月期)
総資産 連結:96億5,007万1千円
単独:91億7,332万6千円
(2008年3月31日現在)
従業員数 連結:407人 単独:299人
(2008年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 宅島建設(株) 15.98%
西日本商事(株) 10.76%
長崎県 10.00%
九州日野自動車 7.81%
新日本石油 6.25%
十八銀行 4.26%
親和銀行 4.26%
長崎産業(株) 4.26%
九州物産 3.40%
ブリヂストン 3.25%
他 29.79%
(2008年3月31日現在)
主要子会社 島鉄タクシー(株) 100%
島鉄観光(株) 100%
関係する人物 植木元太郎
宮崎康平
外部リンク www.shimatetsu.co.jp
  

島原鉄道株式会社(しまばらてつどう、Shimabara Railroad Co., Ltd.)は、長崎県島原半島一帯で鉄道路線バスおよび船舶などを運営している地方私鉄である。

雲仙普賢岳の噴火災害からの復旧中の増資時に長崎県や地元市町が一部株式を保有するようになったが、途中からの資本参加であり、第三セクター鉄道とは扱われていない。

目次

[編集] 歴史

[編集] 口之津鉄道

  • 1919年(大正8年)4月10日 口之津鉄道株式会社設立。
  • 1922年(大正11年)4月22日 口之津鉄道 島原湊 - 堂崎間が開業。
  • 1928年(昭和3年)3月1日 口之津鉄道 島原湊 - 加津佐間が全線開通。
  • 1935年(昭和10年) 口之津鉄道がバス営業開始。
  • 1938年(昭和13年) 口之津鉄道が鬼池航路を買収。
  • 1943年(昭和18年)7月1日 島原鉄道が口之津鉄道を合併。

[編集] 鉄道事業

[編集] 路線

[編集] 車両

[編集] 現有車両

[編集] 気動車

2008年現在、15両が在籍している。

  • キハ2500形(2501 - 2513)
  • キハ2550形(2551・2552)
    • 新潟鐵工所製で2001年に製造された。番台区分の経緯は、キハ2500形を参照。

[編集] 過去の車両

初代1号蒸気機関車(交通博物館)
D37形(ふかえ桜パーク、2008年1月6日
[編集] 蒸気機関車
  • 1号(初代) - 旧国鉄150形重要文化財指定 旧鉄道博物館→交通博物館鉄道博物館にて展示)
  • 1号(二代目) - 旧国鉄600形
  • 2 - 5号 - 旧国鉄160形→1948年に残存2両を27・28に改番
  • 6号 - 島原鉄道自社発注
  • 15 - 17号 - 旧国鉄1400形・1440形
  • 21号 - 口之津鉄道自社発注
  • 22号 - 旧海軍
  • 23号・24号 - 口之津鉄道自社発注
  • 25号 - 旧常総鉄道
  • C12形(C1201 - 03, 05, 06) - 1948年から1949年にかけて新製された自社発注機。現在C1201が長崎県島原市にある霊丘神社で静態保存されている。
  • ほか多数
[編集] ディーゼル機関車
  • D37形(D3701 - 03)
    • 貨物列車に使用されていたC12形蒸気機関車の置き換えを目的として1968年に川崎車輌で製造された液体式ディーゼル機関車。330馬力の内燃機関を2台搭載する。1984年の貨物輸送廃止により1988年に01・02が廃車となった。03は事業用として残され、雲仙普賢岳噴火災害後の復旧工事にも使用されたが、1999年に廃車となり南島原市にある「ふかえ桜パーク」に静態保存された。
[編集] 気動車
  • キハニ100形 - 初の気動車。全て名古屋の日本車輛製造本店製。1934年に1両(キハニ101)を導入後、翌1935年に3両(キハニ102 - 104)を増備。さらに、口之津鉄道が同型車として1936年にカ5を、1937年にカ6を新造した。いずれも80人乗りの2軸ボギー車で、機関にウォーケシャ6SRLを搭載する機械式ガソリンカーであった。口之津鉄道の合併でカ5・7はそれぞれキハニ105・107と改称の上で本形式に編入されている。戦時中は客車代用となり、戦後、木炭ガス発生装置を搭載して代燃車として復活、その後代燃装置を撤去してキハ100形キハ101 - 104に改称された。1949年に104が廃車され、その後1958年にキハ2000形が導入されるとガソリンエンジンを撤去して101・102を郵便荷物車のユニ101・102に、107を荷物車のニ107に改造し、残る103・105はそのまま廃車となった。
  • カ2 - 口之津鉄道合併に伴い編入された、同社の自社発注車。1930年に雨宮製作所でカ1・2を購入した。一連の雨宮製量産2軸ガソリンカーの一つで60人乗り。カ1をカ2として編入後、エンジンを下ろしてハフ52となった。
  • カ3 - カ2と同様、口之津鉄道からの編入車。カ1形の増備車として1931年に雨宮製作所で製造。同じく60人乗りであるが構造が異なる。カ3として編入後、エンジンを下ろしてハフ51となった。
  • カ4 - 口之津鉄道からの編入車。1933年日本車輛製造本店製。60人乗りの小型車ながら2軸ボギー車となった。戦後、エンジンを下ろしてホハフ53となった。
  • キハ200形 - 第二次世界大戦後、国鉄より2両(キハ201・202)の払い下げを受けた日本車輛製造本店製機械式ガソリンカー。元々は中国鉄道キハユニ170・キハニ170で、いずれも中国鉄道が毎年のように日本車輛製造と加藤車輛製造所に競作させていた一連の大型2軸ボギー車シリーズの一つ。入線後エンジンを日野ディーゼルDS40Bに換装した。
  • キハ250形 - キハ200形に続いて3両(キハ251・252・253)の払い下げを受けた中国鉄道由来の機械式ディーゼルカー。入線前に予めエンジンをDMF13に換装してあった。オリジナルはそれぞれキハユニ100・キハニ150・キハニ130で、キハユニ100のみ加藤車輛製造所製で残り2両は日本車輛製造本店製。
  • キハ4500形(4501 - 4503・4505) - 1953年に日本車輌・帝国車両で計4両を製造。DMH17BエンジンにTC2液体変速機、それにDT19・TR49台車、と同年製造のキハ45000(キハ17)形の機構をそのまま導入した。詳細は国鉄キハ10系気動車#私鉄向け同系車を参照。主に普通列車に使用された。
  • キハ17形・キハ16形(1701 - 1703, 1705・1601 - 1603, 1605) - 旧国鉄キハ17形・キハ16形。唯一の片運転台形式でもある。国鉄で廃車となった2連4本8両を国鉄より購入。キハ4500形と同じく主に普通列車に使用され、1986年までに廃車された。
  • キハ26形・キハ55形(2601 - 03・5501 - 03, 05, 06) - 国鉄キハ55系に準じた設計で、自社発注の両運転台型。キハ2601 - 2603は島鉄初の冷房車だった。主に国鉄への直通急行として使用された。2500形の増備に伴い、2000年までに全廃となった。
  • キハ20形(2001 - 2003・2005 - 2019)
    • キハ2000形とも呼ばれる。2003は自社オリジナル車両、1958年(昭和33年)に帝国車両で製造された。2006と共に後に三本ひげ塗装(国鉄の同形車と区別するために付けられていた)に復元され運用されていた。残り7両は日本国有鉄道(国鉄)が発注したもので、国鉄時代に譲受したもの、JR発足後に譲受したもの、水島臨海鉄道から譲受したものがある。番号が示すように末尾04を避けて自社発注車3両、譲受車15両の18両が導入されたが、1992年の正面衝突事故で2両が廃車となった後、1995年頃から廃車が進み、2008年3月時点で2003・2006・2008・2011・2013・2016・2018・2019の8両が在籍していた。かつては主に国鉄直通急行で、廃車直前には北目線(諫早 - 南島原間)でラッシュ時を中心に運用されていたが、イベントなどで南目線(南島原 - 加津佐間)でも運用されることがあった(運行列車の詳細については、島鉄ホームページを参照)。2008年3月時点での他の車両の塗装は2008が朱一色塗装、2018・2019が島原鉄道一般色、2013・2016が旧国鉄一般色、2011はトロッコ列車色となっていた。このうち2018がJR四国時代にユニット窓に改造されている。全車冷房改造済み。2003は当初からトイレ設備なし、2018はJR時代にトイレ撤去済み、2006・2008・2011・2013・2016・2019のトイレは撤去されていないが、汚物処理装置がないいわゆる垂れ流し式であったため使用禁止となっていた。ワンマン運転には対応していない。また、前面方向幕はなく、行き先は側面にサボを掲出して表示する。2008年4月1日の島原外港 - 加津佐間の廃止に伴い余剰となるため、前日の3月31日限りで全車運用離脱した。
[編集] 客車・貨車
ワム80000形及びヨ8000形(南島原、2003年5月)
  • トラ700形(701・702)
  • ワム80000形(ワム80001)
    • 南島原駅構内に救援車としてヨ8001とともに留置されていた。
  • ヨ8000形(ヨ8001)
    • 南島原駅構内にワム80001とともに留置されていた。

[編集] バス事業

高速バス(島原号)
中型一般路線バス
大型一般路線バス
一般路線バス(ノンステップバス)
長崎県交通局からの譲受車
貸切車(写真の車両は島鉄タクシーが保有する)

路線バス・貸切バス事業を行っており、島原市を中心に、諫早市雲仙市南島原市を含む島原半島全域を営業エリアとしている。ほかに大村市にある長崎空港と諫早市・島原市を結ぶ連絡バスも運行している。ターミナルは島原市中心部の島鉄本社前駅近くに島鉄バスターミナル、雲仙市小浜地区に小浜ターミナルを設置している。また、諫早駅前に諫早ターミナルを設置していたが、2007年4月1日、長崎県営バスの島原半島撤退と同時に県営バス諫早ターミナルに機能を移転した。これにより県営と島鉄で別々に設置されていた諫早駅前のバスターミナルが統合された。営業所は島原市・諫早市・雲仙市(雲仙)・南島原市(口之津)に置いている。

島鉄バスではモバイル長崎スマートカードは使用できない(通常の長崎スマートカードは使用可)。

[編集] 営業所

  • 島原営業所
    • 所在地:島原市弁天町1丁目7118番地1
  • 島原港営業所
    • 所在地:島原市下川尻町7番地5
  • 諫早営業所
    • 所在地:諌早市永昌東町18番1号
  • 雲仙営業所
    • 所在地:雲仙市小浜町雲仙320番地18
  • 口之津営業所
    • 所在地:南島原市口之津町丙4134番地71

[編集] 高速バス・特急バス

※かつては諫早 - 小浜・雲仙間に「島原号」乗り継ぎ専用特急バスを運行していたが、2005年9月30日をもって運行休止した。現在は島鉄の路線バスとの接続乗車券を発売している。

[編集] 過去に運行していた路線

[編集] 一般路線バス

島原半島内の各地区に路線を持つ。

主な路線
  • 島原 - 愛野 - 諫早 - 長崎空港
  • 島原 - 雲仙
  • 諫早駅前 - 愛野 - 小浜 - 雲仙
  • 諫早駅前 - 愛野 - 小浜 - 加津佐海水浴場前 - 口之津
  • 諫早駅前 - 愛野 - 小浜 - 有家
  • 諫早駅前 - 多比良港 - 島原
  • 島原 - 深江 - 藤原 - 有家 - 須川港
  • 多比良港 - 島原
  • 島原 - 深江 - 有家 - 原城 - 口之津 - 加津佐海水浴場前
  • 島原駅 - がまだすドーム - 道の駅ふかえ(2006年4月1日廃止)

[編集] 車両

車両はごく最近までメーカーを日野に、ボディも日野純正の日野車体工業製に統一していたが、2003年以降、ごく少数の三菱ふそうおよびいすゞ車を購入している。また2007年4月に島原半島から県営バスが撤退した際、半島内の路線で運用されていた県営バスの三菱ふそう車を譲り受けているほか、長崎自動車からいすゞ車中古車を譲り受けた。旧長崎バス車は、左右分割式の大型方向幕や前後式扉(従来は前扉や前中扉)といった特徴のまま使用している。

車両は車種にかかわらず白地に赤色・金色の帯であるが、車両により塗り分け方が異なる。2002年以降に導入されたワンステップバス・ノンステップバスや県営・長崎バスからの譲受車両は旧塗装を復刻した白地に赤色の塗装である。

[編集] 船舶事業

島鉄フェリー「フェリーくちのつ」(口之津港)(2007/1/27)

フェリー(島鉄フェリー)および高速船(島鉄高速船)を運航している。

[編集] 営業所

  • 口之津港営業所
    • 所在地:長崎県南島原市口之津町丙4134番地71
  • 鬼池港営業所
    • 所在地:熊本県天草市五和町鬼池5087番地
  • 島原港営業所
    • 所在地:長崎県島原市下川尻町7番地5

[編集] 島鉄フェリー

有明海の出口にあたる早崎瀬戸を通る。

  • 口之津港南島原市) - 鬼池港天草市
    • 便数は朝から夕方まで13ないし17往復を運航(おおむね45分 - 1時間毎。季節や平日・休日によって変動あり)。所要時間は30分。両港同一時刻に出港する(ドック時を除く)。
    • 国道389号の海上区間を担っている。
    • 就航船
      • フェリーくちのつ(494t、定員350名、バス8台または乗用車27台収容 1993年就航)
      • フェリーあまくさ(361t、定員350名、バス6台または乗用車20台収容 1982年就航)
    • 島原半島遊湯券、SUNQパスでの利用も可能。
    • 口之津港で島鉄バス各方面、鬼池港で産交バス本渡方面)に連絡。

[編集] 島鉄高速船

  • 島原港(島原市) - 三池港大牟田市
    • 便数は1日5往復、所要時間は50分。
    • 就航船
      • 島鉄1号(19t、定員76名、1998年就航)
      • 島鉄2号(19t、定員66名、1997年就航。チャーターに対応)
    • 福岡市から西鉄天神大牟田線西鉄バス大牟田路線バスを利用して島原を約2時間20分で結ぶルートを形成。西鉄電車・バスと高速船との連絡切符、また往復割引と島原半島内フリーおよび施設割引をセットした「湧くわく島原観光きっぷ」を発売している。

[編集] グループ会社

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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[編集] 外部リンク

マルチメディア
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